リファレンス曲の話 Vol.3

こんにちは!
マックスオーディオ福岡店 スタッフの堤です。

マスク生活が続くと耳の裏とか鼻が痛くなって困っちゃ〜う!!らしいですが。
幸い私は日頃からイヤモニ型のイヤホンを付けて通勤したり出かけたりしていたので、そこの耐性が強くなってしまったのでしょう。
全く困らずに生活出来ています。
習慣化って大切なのですね!! こういうとこから学んでいくことも大事。


閑話休題。
今回も初回からちまちまとやっているリファレンス曲のお話をさせて頂こうかと思います。
…と言っても、今回取り上げる2枚と次回の2枚はあまり日の目を見なかったりと使う回数が少なめのものがほとんどですので…。
今後入れ替わって別のものになっているかもしれません。ご了承ください(笑)
前回、前々回の記事はこちら!

…え? やっぱり興味が無い?
「まあまあそう仰らずに!」


では早速1枚目
「POP VIRUS/星野源」
数日前にinstagramに「うちで踊ろう」という動画を投稿し、その動画に演奏や歌の動画を合わせる「セッション動画」の一大ミームを生み出した星野源の最新アルバム。
前作「Yellow Dancer」がR&Bやジャズロックテイストの80'sポップスライクに纏められていたのに対し、今作はダンスチューンやチルアウトテイストの現代の音楽シーンを踏襲した上で、前作のテイストも残したミクスチャー楽曲が多く収録されています。
正直ここまで突き抜けてしまうと、ハイエンドオーディオで聞いてしまっていいのか…?と思いつつ選定していましたが、
こういうアルバムこそ違いがしっかり出てくれるので音楽好きな私はニッコリしてしまいました。
そんなアルバムのリファレンス曲は

tr.1 Pop Virus
tr.7 Dead Leaf
です。

「Pop Virus」はアルバム表題曲でもあることから、星野源楽曲には今まで無かったテイスト…打ち込みを使った少し陰りがありながらも中毒性のある1曲。
全体的に少し乾いた音が鳴っているのですがワンコーラス目が終わり、シンセが入った途端怪しさと彩りがブワッと広がる1曲なので、繊細な表現をしてくれるかを聞きたい時に使ってます。
「Dead Leaf」は少しダウナーな、ブラックミュージックライクなテイストを漂わせつつも、しっかりたいつもの星野源っぽさもある楽曲。しかし、イントロでなにやら聞き馴染みのある声が…?
なんとコーラス隊に山下達郎がいるではありませんか! しかもドゥワップコーラス!(この単語は今調べて知りました)
独自の世界観を持つ2人が組み合わさると、しっちゃかちゃになるのでは?と思ってしまいますが…
そんなことはないんです。聞けば分かりますが、マア〜〜〜〜上手いこと噛み合ってます。
この曲はそんな2人の特徴を前に出してくれそうなモノに出会った時に使っていったりしてます。

上記2曲以外もかなり挑戦的な楽曲ばかりにはなっていますが、流石星野源。しっかりと聞きやすさと耳に残る中毒性を、リスナーにしっかり与えてくれます!
コロナだなんだと騒がしい世の中ですが、そういうのはこのPOP VIRUSで上書きしちゃいましょう。


続いて2枚目
「Indigo/駒形友梨」
本ブログタイトル回収作品1作目です。
つまりそういうことです。でも安心してください。聞きごたえは保証します!!
こちらのアルバムは声優でアーティスト活動もしている駒形友梨の2ndアルバムとなっています。
前作「[CORE]」は春…というか、明るさと寂しさのコントラストが効いた1stアルバムらしいアルバムなのですが、本作は全体的に夏の雰囲気や爽やかさに重きを置いた楽曲が多くなっていて、一種の「コンセプトアルバム」らしさを覚えます。

話は少し逸れますが、実はこのアルバムは地元の知り合いから頂いた物(その友達もオタク)で、「いいから! 聞いて!!」の一言で送って頂いたCDです。
ちなみに前作と次作もちゃっかり送ってきてくれています。何だかんだ聞いているので、やっぱり音楽の開拓もキッカケ1つなんやな…って思うばかりです。
この場を借りてお礼を。ありがとうございます。

ではリファレンス曲をご紹介。

tr.4 おそろい
tr.7 night sea
の2曲です。

「おそろい」はボサノバチックなラブソング。聞いた感想が「あっ…甘〜〜い!!!!」だったのですが、改めて歌詞を見直したら…やっぱり甘かったです。
ですがサウンド面ではかなり凝っていて、ギターの音もちゃんと柔らかい音をしていますし、シェイカーやリズム隊とのバランスも丁度いい。
そして何よりボーカル! 声優ということもあって澄んでいてよく耳に届く声をしているので、安心感があります。ジャズシンガーというよりかは、昨今のポップスシンガーライクな声という印象。
アニソンシンガーや声優アーティストって最近どんどん増えてきていますが、こういう曲を丁寧に歌えるのは結構限られてるよなあ…って思っちゃいますね。
この曲はあまり使うことは無いのですが、柔らかめの音像を潰すことなく鳴らせるかを聞く時に使ってます。

「night sea」はかなり異色な1曲。なんと歌詞はなく、メロディラインはスキャットといいますか…コーラスのみで構成されているんです。
タイトルの通り夜の海を表現するかの如く、透明度の高い声を重ね、広がりのあるピアノとシンセに深みのあるリズム隊の音と、ヒーリングミュージックっぽい楽曲に仕上がってます。
初めて聞いたのは私物のイヤホン(KZ ZST 割と安くていい音出してくれます)だったのですが、空間の広がりがガツンと刺さったので…。
つい…出来心みたいな形で、ハイエンドオーディオで聞いてみたくなってしまって。リファレンスで使用することにしました。
実際に使ってて、イヤホン以上の広がりを体で感じることが出来るので、クラシックとは違った空間表現を確かめる時に使ってることが多いです。


今回は前回までとは少し違ったテイストの2枚をご紹介しました。
日々音楽というものは進化していくのですが、ひとつのジャンルの中だけでもどんどん多様化が進んでいるので、毎日発見が生まれるのが楽しいですよね。
オーディオ機器もそうだと思います。シーンの移り変わりみたいに早くはなくとも、確実に何かが変わっていく…。
そういう変化を、大切にしていきたいものです。

お客様や読者の皆様も、どんどん掘り下げてどんどん新しいものを見つけていってください! せっかくの時間もあるんだし、楽しい時間の使い方をしませんか?


いい音楽で、いいおうちライフを!

それでは。

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