リファレンス曲の話 vol.2

まいど!
マックスオーディオ福岡店 スタッフの堤です。

内容とか尖りすぎてないかな?と心配になりながらの本日の更新です。
いや、ページタイトルの時点でかなりアク強めになってると思うのですが(笑)


さて今回もリファレンス曲のお話をさせて頂こうかと思います。
前回のを読まれてない方はこちらも読んでいただけると幸いです。
(こちらもオタク特有の長文ブログです)

前回はよく使っている3枚をピックアップしたので、今回は前の記事掲載のCDの中から最近取り入れてちょくちょく使っているCD3枚を紹介させていただきます。
相変わらずのテイストですが、新しい音楽を見つけるきっかけになってくれたなぁと思います。


…え? だから興味ないって?
「まあまあそう仰らずに!」

というところで1枚目はこちら
「BEST SELECTION "noir"/Aimer」
Aimer(エメ)は日本の女性ソロシンガーです。独特のハスキーで、どこか切なさを覚える歌声が特徴的なアーティスト。
RADWIMPSの野田洋次郎やONE OK ROCKのTakaから楽曲提供を受けたことでも話題になりました。
そんな彼女のベスト盤、通称「黒盤」を今は使ってます。

そういえば黒盤・白盤ってビートルズのベストでもありますよね。
赤青盤が有名ですけど、堤家には白黒盤のCDが置いてあって、学生時代によく聞いたものです。

話が逸れてしまいました。
このアルバムからは

tr.4「Stars in the rain」
という楽曲をリファレンス時には使ってます。

このアルバムの収録曲自体、バラード曲でもサウンド面では結構ドッシリとした音がなる曲が多いのですが、
この「Stars〜」思いながらもAimerの声のハスキーさを生かした楽曲となっているので、曲としても好きですし、少し角張ったような音のアコギの音から楽曲が始まるのでそういうところも含めて
リファレンス時にそこのマッチングが気持ち良く出てるのかを聞くために使うことが多いです。

アニメの主題歌を歌うことが多い彼女ですが、サウンド面やメロディは「アニメっぽさ」は薄く、寧ろ「邦楽ロック」テイストな楽曲ばかりとなっています。
またこの収録曲の作曲の多くを、NHKドラマ「あまちゃん」のサウンドコンポーサー 澤野弘之氏が手がけていることから、
彼の曲の世界観にも触れることが出来るアルバムとなってます! 正直、オススメです。


どんどん行きましょう。2枚目
「BEST OF CASIOPEA Alfa Collection/CASIOPEA」
はい、お客様やこのブログを読んで下さってる方にもご存知の方もおられるかと思います。あのカシオペアです。
フュージョン系ってこのバンドに出会うまでほぼ聞かなかったのですが(なかなかピンとくるのに巡り合わなかったのかも)、ニコニコ動画というサイトをなんとなく見ていた時に1985年のライブ映像を見つけ、それを見て度肝を抜かれました。
とにかく演奏技術は高いわ、メロディ・ベース・リズムのラインがキャッチーで耳に残るわでもう…思わずにやけてしまう! 楽しいんですよ、音楽って…!
と、興奮冷めやらぬまま数年が経ち、物の見事にベスト盤を購入し、そのままリファレンスに使っています。
リファレンス時の使用トラックは

tr.1 ASAYAKE
tr.8 GALACTIC FUNK
です。

「ASAYAKE」はこのアルバムを体現しているかのような一曲。
このバンドはベスト盤を何枚かリリースしているのですが、ネットで調べたところこのアルバムは
ベストの中でも少しハードめの楽曲を多めに集めたものらしいです。聴いてみると「確かに…」となります。全体的にテンション高めの曲ばかりなので、そういった意味では「ハード」かもしれません。
しかし…この曲。タイトルの通り、起き抜けに聴きたくなる曲なんです。イントロのギターリフが気持ちいい!
全編通して歯切れの良いギターリフとドラムのキックとハイハットの四つ打ちがメインになっているので、主に中音~高音を聴きたいときに使っています。
「GALACTIC FUNK」が先程挙げた初めて聞いた曲です。ライブではアレンジが効きまくってて原曲の跡形ないくらいになってしまうんですけど、原曲はびっくりするくらい上手く纏まってるんです。
ライブ版に聞き慣れると少し味気ない気もしますが、原曲にはライブ版にはないエフェクトが入っていたりするので、そこを聞き比べるのも面白いですよ。
この曲はシンセとベースが際立つ曲になってるので、スラップベースの弦を叩く音とかシンセの煌びやかな音が映えるような機材に出会った時に使うことがありますね。

フュージョン、というと一言でまとめるのが難しいところではあるとは思うのですが、R&Bや80年代ポップスがリブートされた楽曲が盛り上がってきている今だからこそ、改めてこういう少し複雑で、沼に入ると抜け出せない音楽をぜひ聞いてみて欲しいものです!


ではラストの3枚目
「Discovery/Daft Punk」
いやーまた出てしまいましたね、名盤が。
打ち込み音楽…テクノミュージック…最近はEDMとも言われるジャンルですが、正直これを入れることになるとは思わなかったです。
店舗に置いてあるStereo Soundをオーディオの勉強がてら読んでいた時に、評論家の先生がリファレンスCDにDaft PunkのCDを取り上げられていらっしゃって、
「そんなんアリなんか!?」と思わず驚いてしまいました。
実際とり入れてみたらかなりアリでした。キック音のレスポンスやシンセのピコピコ音など、音像がはっきりするハイエンドオーディオだからこその聴きごたえを味わえるんです…最高や…!
そんな異色とも思えるこのCDからは

tr.1 ONE MORE TIME
tr.4 HARDER,BETTER,FASTER,STRONGER
の2曲をよく使ってます。

2曲ともテイストが似ていたりBPM値がほぼ同じなので、代わり映えはそんなにしないのですが…
2曲ともナイトドライブというか、少し大きめの音で楽しんで貰いたい2曲です。
多くを語りすぎると面白みが欠けてしまいそうなので…! 1回聞いてみてください…!
リファレンスでは全体の音に加えて、キック音の音の出方やレスポンスに注目して聞くことが多いです。

これに関しては本当に…! いいから何も言わずに聞いて欲しいとしか…!(語彙力が無くなってしまいました…)
落ち着くというよりか、高揚したままトリップする…トランス感みたいなものを味わうことが出来ますよ。


という訳で今回も3枚ご紹介させて頂きました。
若者感が出過ぎてちょっと突き放してしまった感も否めませんが、新しいものを取り入れてみるのも悪くないのではないでしょうか?
心の換気、ということで。ここはひとつ。

いい音楽で、より良いおうちライフを!

それでは。

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