勉強ッ! 音のいいソフトってなに?

こんにちは!

マックスオーディオ福岡店 スタッフの堤です。

3月もそろそろ終わり。暖かい日が続き、洗濯物がよく乾くようになってきて、桜も気がついたら咲いていました。
私は洗濯物を洗濯して干すのが大好きマンなので、日々朗らかな顔をしております。
ただ季節柄鼻炎がひどく、ご来店されるお客様に毎度心配とご迷惑をかけています…。
私は大丈夫です!!! 鼻が止まらない事以外は超元気です!!!!!
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

(注)今回の記事は全体を通していつにも増して砕けた文章で執筆しております。
読みづらく、怒りたくなる箇所も多々あるかと思いますが、記事の内容はいたって真面目です。
これもひとつの「楽しみ方」として受け取っていただけると幸いです。


閑話休題。
突然ですが、皆様はCDやレコードにおける「いい音」ってどんなものかご存知ですか?
え、私? 私は……

な~~~~んもわかりません。(ふざけてないです。本題はここからですよ)

この1年何しててんと言われてもおかしくないのですが、言い訳がてら詳しく話すと
「使用機材の変化」での「いい音、好みの音というのはわかるようにはなった」けど、
「CD単体での音の善し悪しは聴き比べた回数が少ないため、なんもわからん!」
というのが現状です。
自称音楽ジャンキーではあるし、今でも欲しいCDはお店を歩き回って探すタイプなのですが、同じ内容のCDを「通常版・高音質録音版・SACD」みたいに複数枚所持するタイプではないので、どうしてもフラットな状態で比べようがないんですよね。
たまに書かせていただいていますが、私は入社するまでオーディオにはそこまで触れていなかったというのも浅学に拍車をかけているのかもしれません。

ですが!今はオーディオやいい音楽ソフトがたんまりある環境におるやん!
ということで今回は「いい音のソフト」について筆を執らせて頂きます。
最後まで読んでいただけると幸いです。

…と意気込んでみたもののそもそも録音がどうというのがやっぱりさっぱりな私。
いい音かどうかっていうのは、今は本当にざっくり「耳障りの良さ」くらいの指標での判断しか出来てません。
ミキシングやマスタリングがどうこう、使ってた機材がどうこう…というのは何となく分かるものの、何をもってして「善し悪し」としているのかは本当にさっぱり。
流石にこれではどうしようも無いし3行で記事執筆が終わりそうので、ネットで検索してみることに。

…ふむふむ、なるほど。

やはり「いい録音」というのは概念的なものなので、しっかりとした定義はないですが、色々調べていくうちに、どの筆者様も仰られていることから概ねの指標は作れることがわかりました。 
ポイントとしては以下の4つ 

・音が素直に出ているか
 →綺麗なものは綺麗に、そうでないものはそうでない形で変に歪んでいない音。 基本的にここが重視されるみたいです。
・音像やセパレーション、音場の構成が巧みか
 →秀でてるか…というわけではなく、聞こえてくる方向や音の分離の善し悪しってところでしょう。 ここは録音もそうですが、ミキシングやマスタリングが起因してそうですね。
・サウンド全体に統一感があるか
 →楽曲全体を通してのディテールのこと。同じ音が鳴ってるわけでなく、バラバラの音作りやミックスになってないか、飛び抜けてないか…と解釈しました。 ここは多少アーティストの意向が入ってきそうな項目ですね。
・(上記を踏まえて)表現したい音、世界観が出ているか
 →これは曲単位でもそうですが、アルバムやシングル単位で見ても同じことが言えそう。 
要は「正確さ」が結構大事ですよ、ってところかな。

上4つの軸を使えばある程度の判断ができそうですね。


で、肝心のソフトなんですが…、
当店にあるソフト、確かに好きなアーティストやジャンルのはちょこちょこあるんですけど…。
実は…

ピンとくるやつ、ほとんどないわ―――。

こればっかりは自分が今まで聞いてこなかったジャンルが主なリスナー層なので…仕方がない…。
今では店舗ではもちろん、プライベートでも聞くようにはなったのですが、CD購入には至ってないものばかり。
これは困った。
そのくせ今年に入ってから買ったCDをTwitterを参照に遡ったら、ほぼアニソン。しかも友人の勧めで買った女性向けコンテンツのやつばかりで笑っちゃいました。
音楽好きも変に狂うとこうなるんだなって実感。楽しいですけどオススメしないです。

それはさておき本当に困った。ジャズやクラシックで聴き比べてもいいけど、耳馴染みがやっぱり薄いからわかりにくいし…。
どうにかならんのか…と思い店内のデモCD置き場を物色。

ジャズ クラシック ジャズ ジャズ クラシック 安全地帯 クラシック ジャズ オペラ クラシック クラシック メーカーサンプル メーカーサンプル エンヤ ジャズ…

ウオ~~~~~!!!! どれもいいけど~~~~!!!! どれも違う~~~~!!!!

と思ったその時。なんかちょっとゴツイケースをむんずと掴みました。
でもなんか引っかかって抜けない…いや、でもこの掴んだやつからは何か「オーラ」を感じる…!
その一心でケースを少しずつ動かして…引き抜く!!!
そして出てきたのは!!!!!!


南沙織だ~~~~~~~~~!!!!!!
(「SINGLE COLLECTION/南沙織」  SACD )

なぜ興奮したのか。
何を隠そう、実は私…南沙織の楽曲大好きなんですよね…。多分松田聖子より聴いてるくらいには好き。
ついでに言うと、70~80年代のアイドル全盛期の楽曲に触れるきっかけになったアイドルでもあります。
つまりかなりお世話になったアイドルってワケです。
そんなお世話になったアイドルのCDなので当然…


アルバムのひとつくらい、持っとるわな。
(「ベスト・ヒット/南沙織」 CD)(帯捨ててるのに写真撮って気が付きました)

大学生の時、実家の近所のスーパーのワゴンセールで見つけて、即購入した代物です。
お値段新品で1500円。今思うとビビるくらい安いですね。
結構雑な手に入れ方をしたというのもあり、音質面はそこまで高くない可能性がある!
どちらも収録曲はほぼ一緒なので、今回は名曲「17才」を聞いてみます。
この曲の話もしたいけど…話が長くなりそうなんで割愛!(笑)

今回使うのはこちらのシステム。

CDP/Accuphase DP-750

Pre Amp/Lyra Connoisseur 3.0

Power Amp/PASS XA100.8
(画面中央 銀色のアンプ)
Speaker/TAD TAD-E1TX-K
(PASS隣 黒いスピーカー)

です!
入社した時に一番最初に聞いた組み合わせが実はこれでした。今もバリバリ元気に当店のメインシステムとして音楽を鳴らしてくれてるので、今回は代表選手として採用してみた次第です。
それでは改めて…検証開始!


ではまず通常版から聞いてみました。
まあ所持してるものなんでね、機材が変わってもそんなに大きく変わ…

らない訳がないんですよね。
いやもうこれでいいじゃん、充分すぎるくらいの音質やろ…ってすぐ思っちゃいました。
サウンドの統一感はさることながら、セパレーションもそこそこに出来てる。
ただちょっとだけ気になったのは「音の素直さ」の部分でした。
普段聞いてる分には気にならないのですが、こうして聞いてみると少し霞がかかってるような…
録音やマスタリングでボーカルが少し奥から鳴ってるように作られてるみたいなのですが、この霞のせいで少しばかり遠くにいる感じがしてちょっと寂しい鳴り方でした。
快活に楽器も鳴ってくれているのですが、この曲特有の軽さを上手く乗せれてない気もしました。
…問題点が1度引っ掛ると、どうにも気になって仕方ない。
いい音っちゃあいい音なんですけどね…惜しい感じのクオリティでした。


そんな感情を抱えつつ、対抗馬のSACDを続けて聞いてみると…

エッ!?
ナニコレ〜〜!?!?
さっきのと全然違うんですけど〜〜〜〜!?!?!?

思わずイントロの出音で笑ってしまいました。
音域や左右のセパレーションが向上し、サウンドの統一感もわかりやすくなってる。
そう! わかりやすくなってるのです。
音像や空間の作り方がクッキリハッキリした感じです。ボーカルが少し奥の方にいるのも霞が取れることで変に作ったようなポジションではなく、あるべき形としてそこから歌っているように聞こえました。
それから楽器やコーラスラインの澄んだ音がかなり出てくれる!
それも踏まえてこの曲が作り出したい世界観の表現力も向上したように感じました。


ということで結論。


お持ちのCDやレコードで音楽を楽しんで頂くのはもちろんなのですが、
更なる音への追求をソフトから考えてみるのもまたひとつ面白いアプローチですよ!!
是非お試しあれ!!


いい音楽で、いいおうちライフを。

それでは。





PS.
多分今回の文章みたいな書き方は金輪際しないです(笑)
ふざけすぎないシビアなラインを測るのがかなり大変です。頭のネジをゆるめすぎるのもよくない、これも今回の学びです。
暖かい日が続きますが、皆様はくれぐれも私みたいに能天気にならないようにしてくださいね。

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